寝室に鏡を置くのはNGとされる理由には、風水や心理的な要因が関係しています。
そもそも風水とは中国の伝統的な環境学のことで、気の流れを整えることで運気を良くするという考え方があります。
風水では寝室は休息とリラックスの場であり、安定した気が流れることが大切とされているのです。
しかし、鏡を置くことで気が反射するので、室内のエネルギーの流れが乱れてしまいます。
特に寝ている間に鏡がベッドを映すと睡眠の質が悪くなり、身体に悪影響を与えてしまうというわけです。
次に心理的な要因については、鏡を寝室に置くことで無意識のうちに自分の外見を気にするようになると考えられています。
つまり、リラックスすべき空間である寝室においてストレスの原因となるので、鏡を設置しない方が良いというわけです。
また、鏡が光を反射することで、夜間に光が差し込んだ場合に寝室が明るくなって睡眠の妨げとなるとも考えられています。
このように風水や心理的な要因などが重なって、寝室に鏡を置くことはNGとされています。
もしも寝室に鏡を置きたいという場合、ベッドを映さない位置に配置するか、使わない時は布などで鏡をしっかりと覆うなどの対策を行うと良いでしょう。